2024年05月17日(金) RPGのお約束
ステラーブレイドというパンツゲーが出たようですな。
ポリコレ記者が「実在の女を知らないヤツが作った!」とかコケにした記事書いたが、実はモデルもいるしモーションもキャプチャという事で赤っ恥かいたもよう。
RPGではおなじみの、モンスターを倒すと経験値とお金が貰えるシステム。
現代ではそのシステムをそのまま物語に反映させた作品が、当然のように受け入れられている。
そりゃ生まれた時からゲームが身近にあって、RPGなんて常識の世代なら何の違和感もなかろう。
では、そうではなかった頃の漫画やアニメは?
1980年代、ファミコンRPGに影響を受けた世代が徐々に創作物にゲーム的要素を持ち込むようになった。
細々と、マイナーな描写で。
だが、80年代アニメでファンタジー世界を確立したのは聖戦士ダンバインであろう。
召喚、異世界転移、ヨーロッパ的世界観、妖精、複数の異種族、主人公アドバンテージ(オーラ力が)。
おお、なろう要素が完成している。
しかし制作したハゲ親父トミノは、RPGにもゲームにも一切関係ないのがちょっと皮肉。
そして、かのドラゴンクエストがアニメになる!という情報が。
1989年、4の発表を控えた頃。
スタッフは、キャラ原案は鳥山明、音楽はすぎやまこういち、ミッキー吉野。
監督はりんたろうとその他。
アリーナがモブで登場している。
経験値やお金落とすモンスターをどう設定するのか?
経験値は明確に表現されず、単に鍛錬や戦闘で強くなる、と描かれたような。
そしてお金については、モンスターは宝石から生み出される魔法生物で、倒すと元の宝石に戻るので換金できる。
という設定になっていた。
当時はそのくらい理屈を付けないとダメだったのです。
今だと、オークを倒すとコインや切り身肉がポップするなんて当たり前なので、隔世の感を感じる。
そういや、漫画ではダイの大冒険も始まった頃だな。
ステータスやレベルを表示するRPG的な漫画は、MADARAというのがあった。
ドラゴンボールにスカウターが登場したのもこの当時。
80年代から90年代は、RPG要素がアニメや漫画受け入れられていく入口だったのかも。
RPG的小説は、文庫本では既に何作かあったけどね。
小説はインターネットの登場によって素人にも門戸が開かれ、ずんどこメジャーになっていった、と思う。
テレネッツ時代、毎月ヴァリスの小説を送りつけてくるファンがいたのですよ。
ブキミなので誰も相手にしてなかった。
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