メイドの尻。
今日は童話です。
シンデレラのガラスの靴だけ、なんで12時過ぎてもそのままなん?
というのは定番のギモン。
そりゃ物語のご都合主義、と思っていたが、どうやら違ったらしい。
かの川端康成翻訳の一文。
そういって、シンデレラのからだに、まほうの杖を、ふれましたところ、たちまち、シンデレラのぼろぼろのきものは、金や銀や、宝石をちりばめた、いしょうにかわりました。
乳母は、それから、「さあ、この上靴をはいて、―」と、一足のくつをくれました。
衣装は魔法だが、靴は現物支給だった!
そりゃ12時超えても消えませんな。
このガラスの靴。
毛皮の靴だったかもしれないとか。
フランス語の「皮」と「ガラス」の発音は「ヴェール」と言い、ほぼ違いがないらしく同音異義語みたいなもんですな。
コレが翻訳の際にガラスの靴になった、という説がある。
ガラスじゃなぁ。
ゴリラガラスならワンチャンあるかも。
しかし後年の翻訳では「伸縮性のあるガラスの靴」となって魔法グッズにされたりしてるもよう。
ちなみにディズニーは服も靴も全部魔法にしちまってるので、多くの人がガラスの靴にギモンを感じるのは、ディズニーのせい。
ところでヒロインの本名はエラ。
シンダー(灰)+エラ(本名)でシンデレラ。
母が付けたひどいあだ名だったのです。
王子にもシンデレラと呼ばれてイジメの日々がフラッシュバックしないのだろうか。
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